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その他の錫器や錫の酒器との違い
錫右衛門が、主に取り扱う作家小泉均氏が作る錫器や錫の酒器と、
その他の錫器や錫の酒器にどのような違いがあるのかご説明します。
違いは大きく分けて3つあります。
1、すべて作家が作る作家ものの作品です
2、99.9%の純錫だけを使っています
3、最も繊細な表現ができ、最も手間が掛かる砂型鋳造から
磨き上げる製法で作っていますので持ち心地、手触り感が違います。
まず
1つ目の違いを説明します・・・
錫右衛門の取り扱う錫器や錫の酒器は、
すべて作家ものの作品です。
作家ものの作品とは、
分業制による大量生産品ではななく
責任とこだわりを持って一人の作家がすべての工程に携わる
一品物の作品であるという点です。
現在、全国で販売されている錫器の内、
そのほとんどが大量生産を行うために
工程を分業化して複数の人が携わっています。
もちろん現在、高まりつつある錫器への需要をまかない、
錫器の良さを知っていただくために効率化を図ることは
必要なことでもあります。
その一方で、すでに世の中にある均一の物ではなく、
オリジナリティを重視する方や、大切な方へ贈る
こだわりの逸品をお探しの方などには、他には無い
作家ものの作品として喜ばれております。
2つ目の違いは・・・
99.9%の純錫で作っています。
純錫とは他の金属を混ぜずに純粋な錫という意味です。
なぜ、100%ではなく99.9%なのか。
完全に100%の金属というのは実験室の中でしか
作ることができない物ですので、実質、錫以外
何も混ざっていないと考えていただければ良いと思います。
純錫は、何が良いのか?
使い込んでいっても変色がしにくいという特徴があります。
錫にその他の金属を混ぜた合金の場合使っていくうちに
黒ずんたり変色していくことがあります。
しかし、純錫には、柔らかいので加工が難しいという特徴もあります。
小泉均氏は、その加工の難しさにあえて挑戦し独自の製法と
丁寧な手作業によって特徴を生かした独自の作品に仕上げることに
成功している数少ない錫器作家でもあるのです。
ちなみに、
現在は柔らかいという純錫の特徴を前面に打ち出した
変形させることを前提とした純錫のぐい呑みや食器なども
出てきていますが、
世の中にある多くの錫器は、錫とその他の金属を混ぜて作った
合金で作られています。
そして錫以外の他の合金を混ぜて作った金属のことを
本錫やピューターといったりします。
ピューターの工芸品と言えばマレーシアや、タイ、シンガポール等の
アジアの工芸品としてご存知の方も多いと思います。
本錫やピューターなどは、硬くなるため工業製品
として扱いやすく大量生産にも向いています。
また、本錫では主にロクロとカンナを使った削り出しという
製法が主に使われており、つるっとした表面が特徴です。
3つ目の違いは・・・
最も繊細な表現ができるが、最も手間がかかると言われる
砂型鋳造から磨き出しという製法で表面に繊細な模様を付けて
独特の風合いを出しています。
金属を溶かして型に流し込むという製法のことを
「鋳造」(ちゅうぞう)と言います。
金属を鋳造をするにあたって最も繊細な表現ができるのが砂型鋳造と言われています。
しかし、砂型鋳造は砂型を潰さなければ作品を取り出すことができないため
大量生産には向かない、とても手間がかかる製法でもあります。
これまで錫器を作る職人たちの中で純錫を使って
手間の掛かる砂型鋳造で錫器や錫の酒器を作る人はいませんでした。
なぜ、そのような手間の掛かる製法にこだわるのか?
それは、作家である小泉均氏が、
鋳造のプロとして携わってきた経歴と、
自分の納得するものを作りたいというこだわりにあります。
そしてその作家のこだわりによって
生み出されるのが
繊細な表面の仕上げによる
優しさを帯びたつや消しの上品な佇まい、
重すぎず軽すぎない重心と、
手に馴染む持ち心地と手触り感
シンプルなのに飽きの来ないデザイン
などの他には無い、独自の特徴を持った
錫器や錫の酒器となっています。
そして、そんなこだわりの詰まった逸品だからこそ
他にも多くの錫器や錫の酒器があるにも拘らず
良いものを使いたい、というこだわりを持った方や
特別な日や、大切な人への贈り物として
錫右衛門を選んでいただいているのだと思います。
今後も、現状に甘んじることなく
作家ともども皆様に日々の喜びや楽しさを感じる
錫器や錫の酒器を錫器をお届けしていきたいと考えております。
また、もしも、錫右衛門の錫器や錫の酒器と
他の錫器や錫の酒器と迷われている方が居られたら
1、誰が作っているのか?
2、素材は何を使っているのか?
3、製造方法(鋳造方法)は何か?
そして、何より形やデザイン、雰囲気など
どれが一番好きか
というような視点で見比べてみるのも
良いかもしれません。
それでもインターネットで実際に作品を見たり触ったりすることが
できないので購入後、イメージと違ったということもあるかもしれません。
錫右衛門でも、画面上だけでは
魅力をすべてお伝えすることができずに
もどかしい思いをすることがあります。
そこで作家の強い要望もあり
作家と錫右衛門のこだわりの一つとして
購入後、自分の思っていたイメージと違った場合に
返品保障・磨き直し保障を付けすることにしております。
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